こんにちわ。
僕です!
本日は最近処置法が浸透していないと感じている、「打撲・筋挫傷」のお話を自分の体験談も踏まえて少しお話ししたいと思います。
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打撲・筋挫傷(俗に言うモモカツ)は、対処を間違うとエライ目に遭います。
例えば最近、私が診る患者様でよくあるのが
「とりあえず10分くらい冷やした」
と言う簡単なアイシング動作です。
これは全く間違ってはいないのですが、実は臨床の中で1番大事なのはアイシングではありません。
1番大事なのは
compression(圧迫)です!
それはなぜか?
わかりやすく言うと、筋が損傷した際に起こる「毛細血管からの出血」を最小限に食い止めるためです。
アイシングの作用は「毛細血管の収縮」も含まれるため、出血を食い止めるには効果はあるのですが、例えば皆さんは頭から出血した際、どうやって血を止めますか?
そうです!
圧迫しますよね!
実は出血を止めるには「強く患部を圧迫する事」が一番なのです。
そして受傷後に1番やってはいけない事
それは
温める事
そりゃ出血箇所を温めれば酷くなるやろ!
そんなん分かってる!
なぁーんて皆さん言うと思いますが・・・。
私がですね。
中学生時代のサッカーの練習中に、太腿を相手とガッチャンコしてしまいまして・・・
その時は立ち上がれないほどの痛みで、タクシーに乗って自宅に帰ったんです。
もちろん処置はなく。
自宅に帰り着いてもあまりの痛さに病院に行こうとした所、服が汚れていたのでシャワーを浴びたんですよ。
シャワーを・・・。
そしたら頭を抱えたくなるような痛みがドンドン押し寄せてきて、終いには風呂場から出れなくなりました。
なんとか這いつくばって外に出て、病院に着いた頃には痛みで歩行不能に。
患部は反対と比べて2倍ほど腫れ上がり、緊急入院。
ちゃんと処置すれば2週間ほどで治ったであろう怪我が、全治2ヶ月の大怪我になってしまいました。
画像:実際の僕の「血腫摘出手術」
シャワー如きの温め作用でこれですよ。
皆さんもついついやっていませんか?笑
以上の体験談も踏まえて、皆様には同じ思いをして欲しくないのでブログで赤裸々に失敗談をお話させて頂きました。笑
もう一度言うと、打撲・筋挫傷で大事なのは
「圧迫」
もちろん基本処置でのRICE処置(安静)(アイシング)(圧迫)(挙上)は全て大事ですが、とにかく圧迫して出血を最小限に食い止めることをまずやってください。
そして圧迫&アイシングの状態で患部のストレッチをやると、復帰までの期間が短くなりますよ!
その後のリハビリにつきましては、当院にお任せ下さい♪
それでは今日はこの辺で^^
Fin